マネックス証券と松井証券に学ぶ信用
ライブドア及び東証へとどめを刺した人物。
マネックス証券、松本大社長。。
ライブドアに家宅捜査が入った翌17日、マネックスはライブドアなど
関連5社の担保掛け目を0%にした。
これの意味するところは、信用取引にライブドアを証拠株として
行っていた個人投資家に、突如別途の担保を突きつけた
のである。
確かに、信用取引をする個人投資家には、そのようなリスクが
あることを承知の上で取引すべきであろう。
マネックスの自社のリスクを考えると、どこよりも先に
リスク管理をした英断なのかもしれない。
でも、このことから、東証は一気に全面安に陥る。
マネックスの松本大社長は語る。
うちの規模は小さい。
うちがやったからといって影響度は小さい。
でも・・・
マネックスの行為は連想を生む。
うちの証券会社も同様のことになったら・・・。。
買い手がつかないライブドア関連の結果を待つことなく
証拠金に備えて、他の株を放出することになる。
その放出=株価の低下という連想を生み、
他の投資家も放出する。
全面安である。
実際のところ、全面安は日本だけに留まらなかった。
世界同時全面安。
まあ短期間ではあったが、ライブドアが世界を駆け巡った瞬間であった。
この全面安へのきっかけを作った人物がマネックス証券の松本大。
彼の行為はどのような評価を受けるのであろうか??
彼の行為はなくとも、どちらにしろ全面安になったのかもしれない。
その先見から、自社の利益のために、誰よりも先に行動した
だけであろう。
今回の一件で、証券会社として損失をある程度回避できたであろう。
でも、一方で、
マネックス証券は大いに失ったものはないだろうか?
マネックス証券の行為の一方、ある証券会社の行為を
知るべきであると思う。
松井証券。
顧客満足を追求するとうたう会社である。
この証券会社の取った行為、それは・・・。
ライブドア関連銘柄の担保比率を上げる措置を行った。
マネックス証券と正反対である。
マネックス証券は自己保全に走った。
その結果失うもの。
それは信用ではないだろうか?
突如、自己保全に走る会社にあなたは証券を預けたいだろうか?
少なくとも私は、マネックス証券を生涯使うことはないだろう。
このような混乱の時こそ、その人、その会社の真の姿を
みてとれるのではないだろうか?
顧客を守る行為に打って出た松井証券。
ここで勝ち得た信頼は、今後10年に及ぶものと
なるのではないだろうか。
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 人類のこれから(2009.06.06)
- 普通の不況への変換と2020年への道(2009.05.30)
- 大人の喧嘩ってなんだろう?(2009.05.29)
- ハイエナ達の晩餐会(2009.05.28)
- ムーディーズによるドル判断(2009.05.28)


Comments
ザビエルさんと松本大社長、私はお二人に会ったことがあります。ちょうど同じ時間だけお話しました。
その印象の"違い"を挙げると、それは「コミットメント力」の質の違い。
従来は約束・契約の確約の意味ですが、私はもう少し広く『対峙した人に対して(自分のプロジェクトの)意味を伝え、どう一緒に関っていくかを宣言する』意思表示のことと捉えています。
松本社長は柔軟で周囲の人の判断をも吸い上げる。
ザビエルさんは真摯でご自分の意思を集中して伝える。
私個人の印象であり、ごく短い時間お話しただけですが、今日の記事を拝見して思い出しました。今後10年、その違いがどうお二人の会社の違いになって現れるのか興味深いです。
Posted by: ぽて | January 28, 2006 at 07:34 PM